シャボン玉

主演は林遣都で、市原悦子などが共演の映画です。
主人公の伊豆見(林遣都)は通り魔を繰り返していたのですが、スマ(市原悦子)と出会って少しずつ変わって行くというドラマでした。
最初、伊豆見はスマの言うことを拒んだり減らず口をたたいていたのですが、スマや周りの老人たちに厳しくも愛情を持って接して貰うことによって、少しずつ心を開いて良い人間になろうとしていくストーリーは、特に劇的なシーンがあるとか大どんでん返しがある訳ではないですが、ジワジワと感動でした。
スマや周りのお婆ちゃんたちが作る料理は田舎料理なのですが、素朴で美味しそうな食事ばかりで、田舎の実家を離れて暮らしている私は母の手料理が食べたくなりました。
話の後半に伊豆見はお祭りの準備を一緒に手伝った時に出会った女性と親しくなるのですが、その彼女が都会に住んでいた時に通り魔にあって心の傷を負って田舎に帰ってきたことを知って、路上で吐くシーンがあります。
それだけ自分が以前して来たことの罪の重さを感じたんだと思いますが、それに気づいたのは罰せられたからではなく、それまでのスマや周りの老人たちの愛情を受けれたからだと思います。
犯罪者の中には愛情を知らないがために犯罪を繰り返す人もいると思います。
伊豆見はスマに会ったことによって生まれ変われて、自首をして罪を償って人生を再出発出来て良かったなと思いました。
それにしても市原悦子の演技は自然で厳しいけど愛情たっぷりのお婆ちゃん役にピッタリでした。タイトルからは想像していなかったストーリーでしたが、素敵な映画だと思います。