楽しかった、でも「なんだかな~」と思ってしまう仮面ライダーカブト

仮面ライダーの昆虫っぽいデザインが、いかにも仮面ライダーという感じでグッときますね!

そんなに仮面ライダーに詳しいわけではないのですが、仮面ライダーカブトに登場するスーツのデザインを見たときにそう感じました。

変身する為に資格者を選ぶ昆虫型のゼクターが、カワイイのです。

キャストオフの演出は斬新でしたし、クロックアップのシーンはかっこよくて衝撃でした。

特に主人公である天道総司が変身する仮面ライダーカブトのゼクターである、カブトゼクターが天道の料理屋買い物を手伝うシーンは、きゅんとしてしまいました。

死亡フラグがきちんとした展開でしっかり回収されて、お約束とはいえ思わず涙が出てしまいました。

そうです、サソードの資格者の神代剣の事です。

登場時は勘違いお坊ちゃまヤローかと思っていたのですが、登場回数が増すごとに三枚目としての立ち位置に代わってゆき、最終的にはギャグ担当に就任。

お坊ちゃまゆえにラーメンという食べ物を知らず「ラ・メーン」というフランス料理だと思ったり、ショ・ミーン(庶民)の生活を体験したいと街へ出てランドセルを背負った小学生の格好をしたりと、勘違いのしどころが普通の人とずれています。

ゼクターを天道に回収されて変身できない状態で家宝の剣でワームと戦うことになり、いざ!と剣を抜くと刀身が無い。

戦闘態勢だったワーム3体も「あれっ?」というリアクションを取って、一瞬戦闘を忘れてしまうという事もありました。

流石、勘違いの頂点を極めた男ですね。

こうした形で視聴者の気持ちをつかんでおくあたり、実はしっかりフラグが立っていたのですね。

何のフラグか? それは死亡フラグですね。

まさか彼にほろりとさせられるとは、本当に思ってもみませんでした。

重い雰囲気になり過ぎないように随所に笑いのテイストを織り込んで有り、シリアスになり過ぎなくて視聴しやすかったです。

天然ぽいキャラクターと言えばドレクトの風間大介も負けていませんでしたね。

「アルティメットメイクアップ」を得意とするメイクアップアーティストで、いつも女性を口説いているのですが、きめ台詞のここ一番というところで最後の一言が出て来ず、記憶喪失の少女ゴンにフォローしてもらっている。

口説き文句のしめは「そうそう、それそれ」で、いまいちな結果になってしまうのです。

ゴンとのやり取りもなんだか恋人同士みたいで、かわいくて好きでした。

地獄兄弟も悲壮感があまり漂うことなく、しっかりギャグ要因としての役目を果たしていました。

そこにクールな天道と熱血君の加賀美の温度差が有る二人が、最終的には固いきずなで結ばれるのが素敵でした。

カブトとガタック以外のライダーを上手に生かし切れていなかったこと、伏線の回収率の悪さなど、最終話を見終わった後に思わずうーんとうなってしまうすっきりしない終わり方でした。

細かい設定を気にせず、戦闘シーンと各登場人物のキャラの濃さに集中してDVDをみる事をお勧めします。