私なら多分、チケット売り場で「HM 変体仮面」下さいと言えます

少年の夢と希望が詰まった週刊誌で連載されていた「変態仮面」が、映画になって帰ってきました。

実は原作の表紙を一度チラッと見たことしかない程度の知識でしたが、あまりのくだらなさにの味噌がとろけそうになりました。

邦画の漫画実写版はデビ〇マンで痛い目を見てから、すっかり遠のいていました。

しかしムロツヨシさんや佐藤二朗さん、安田顕さんとキャストも大変個性的な方が多く、期待せずにはいられません。

チケットは「HK」で買えるよ!という触れ込みだったとかなかったとか。

お客様に対して大変配慮した、実に素晴らしいアイディアだと思いました。が、その時点で明らかに渡し向きの映画であると確信いたしました!

物語の始まりに狂介の両親のなれそめ兼変態度数(父の変態覚醒を含む)が、結構後半あたりからジワジワ来るんですよね。

硬派な刑事なお父さんの強面な遺影がちょくちょく登場するのですが、お母さんに鞭で打たれて「これは、これで」と言っていたのが思い出されて、始めのインパクトを引きずります。

途中、多感なお年頃な高校生狂介が自分自身は変態なのか変態ではないのか、苦悩するシーンがありますが、見ているこちらは「いや、君はまごう事無き変態だよ、安心したまえ」と言ってあげたくなってしまいます。

全編を通して変態の詰め合わせで、鑑賞中に幾度となく「くだらない(笑)」「バッカだねぇ(笑)」と言ってしまいました。

おバカ展開が好きな私は後半の展開はドスライクでした。

後半の狂介と戸渡との変態合戦は最高でしたー。

狂介と戸渡の変態二人が人が行き交う街中を裸同然(もう、全裸と言ってしまってもいいと思います)の格好で、全力で走り抜けるシーンには大爆笑でした。

更に(ほぼ)全裸の二人が路上で格闘したり、映像の中の二人が真剣になれば真剣になるほどおかしさがこみ上げてきてしまい、もうどうにも止まりませんでした。

ついつい撮影時はどんなだったんだろうなど、いらんことが頭によぎるので、一層笑いがこみ上げてしまうんです。

戸渡のネチネチとした湿度のある変態っぷりがすさまじく、少々身の危険を感じてしまいました。

安田さんが演じた戸渡には、演技を超えた新しい何かを感じました(笑)

「君のパンティーを・・・・・・僕にくれっ!」

ラストの狂介がヒロインの愛子ちゃんワンシーンですが、よくもまぁ真面目な顔でこんな変態なことを言ってくれるなぁと。

父と母の血をしっかり受け継いで、立派な変態になっていますね(笑)

よくやるなぁ~と感心しながら、変態への意気込みの本気度が伝わってきましたね。

変態仮面の移動シーンでスパイダーマンのパロディを差し込んでみたり、狂介が取り出したお弁当箱に亀甲縛りしてあったり、細かいところにも笑いの要素がちりばめられていて、とても楽しめました。

何より狂介を演じる鈴木亮平さんのボディのすばらしさったら。

よくこんなに作りこんだもんだと、素直に感心してしまいます。

「それはわたしのおいなりさんだ」もビシッ!と決まっていて、とてもかっこよかったです(笑)

下ネタが苦手な方にはお勧めできませんが、私は予想をはるかに上回る面白さでした。