映画「あん」

映画「あん」を知ったのは上映前のネット記事でした。

樹木希林さんが出演するという理由だけで気になっていました。

特にあらすじも気にすることなくDVDで鑑賞しました。

原作は小説としてあった事、ハンセン病がテーマだった事を鑑賞後に知り大きなショックを受けました。

私自身「ハンセン病」という存在を知らず、今までどのような偏見にさらされ、どのような扱いをされてきたのか映画を通して知り、その後自分でもネットで調べてみました。親世代の頃にもハンセン病が理由で隔離された家族がいた事や家中を消毒された事などを聞き衝撃を受けました。

樹木希林さん演じるハンセン病患者が隔離施設から散歩に出て来て、どら焼き屋さんで「あん」が美味しくない。という所から始まる物語。

どら焼き屋の店主を演じるのは永瀬正敏さんです。

お客さんとして登場するのは樹木希林さんの孫でもある内田伽羅さんです。

孫と共演する事でも話題になっていた映画でもあります。

内田伽羅さんは、美しい佇まいで台詞が少ないながらも存在が印象的でした。

樹木希林さんが作る「あん」は小豆の声を聞きながら心を込めて作られます。

その姿もまた印象的な映像でした。

商売繁盛していくどら焼き屋でしたが、ハンセン病患者を雇っているという偏見によって働けなくなってしまいます。

姿を見なくなってしまった事を心配してどら焼き屋の店主は隔離施設を訪ねます。

そこで、目にしたものは偏見にさらされて家族とも会えず、お墓にも入れてもらえない人々の悲しい暮らしでした。

悲しいながらも同じ病気の者同士が支え合いながら生きていく物語です。

昔、そんな話があったという映画ではなく現在も続いているのだと教えてくれた私にとっては大切な映画です。